今やテレビ、動画広告、アイドルのPVなど、様々な場面でダンスを目にする機会が増えました。
「ダンスってかっこいい!」
「私もあんなふうにダンスを踊れるようになりたい!」
そう思われる方も多いと思います。
その一方で、
「何から始めていいのかわからない…」
「スクールに通いたいけど、周りが上手くて浮いてしまうんじゃないか…」
「そもそもダンスって難しくて自分にはできないんじゃ…」
「大人になってから始めるのは遅いのかな…」
こんな悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
私も「本当に上達できるのか?」という不安を抱えながらダンスを始めました。
それから5年後、社会人限定のバトルで優勝することができました!
そんな自分の経験も踏まえ、
今回は「大人になった今からでも遅くない!」ダンスを始める方法を詳しく解説していきます!
後半では、さらにダンスが上手くなりたい方へのアドバイスもお伝えしていきます。
最後まで読んでいただければ、
自分に合ったダンスの始め方を見つけて、楽しくダンスが踊れるようになります。
そして、より一層上達に向けて動き出すきっかけがみつかると思います。
今からダンスを始めるみなさんや、ダンスを始めて間もないみなさんのお手伝いができれば嬉しいです!
1.ダンスを始める前に…
ダンスにもジャンルやレベルが様々あります。
目標にそぐわない練習をしてしまい、上達が感じられず挫折してしまうケースは珍しくありません。
「イベントのショーに出て人前で踊ってみたい」という方なら、
基礎知識を学ぶことができるダンススクールへの体験参加
積極的にダンスイベントを開催しているダンスサークルへの体験参加
などがおすすめです。
みなさんがダンスを始めたいと思ったきっかけはなんだったでしょうか?
まさにそのきっかけがダンスを始める目標につながります。
自分の目標にあった練習方法を見つけて楽しく上達しましょう!
ダンスを始める方法には、
①上手な人に習う
②独学で研究する
主にこの2つのパターンがあります。
それぞれ詳しく解説していきますので、参考にしてみてください!
2.ダンスを始める方法① 上手な人に習う
個人的に最もオススメしたいダンスの練習方法は、上手な人に習うことです。
ダンスを人から習うメリット
①体の動きを生で感じて学ぶことができる
②講師とのコミニュケーション
①体の動きを生で感じて学ぶことができる
実際のレッスンでは一番前に講師が立ち、生徒は背面から好きな角度で講師の動きを確認できます。
また、足音や動きの迫力などあらゆる感覚を通じて最大限に学ぶことができます。
一方、動画や本では人の体の動きを立体的に捉えることができません。
一方向からしか動きを確認できないと、間違った覚え方や悪い癖がついてしまうことが非常に多いです。
②講師とのコミニュケーション
講師は教えていく中で、都度動きのコツや練習方法を提示してくれます。
親切な講師の場合、個人的なアドバイスをくれる時もありますよ!
また、レッスンの休憩時間やレッスン後に質問をすることもできます。
自分が抱える悩みや不明点をプロに質問できる機会は、大きな魅力の1つですね!
「ダンスを人から習う」ことをオススメしたい体験談を1つご紹介します。
元々筆者は独学で3年ほどダンスを練習していました。
その当時、10回以上出場したバトルの戦績は全て一回戦負け…心が折れそうでした(笑)
しかし、週1回・1〜2時間程度でプロのダンサーからレッスンを受けるようになったところ、なんと社会人限定のバトルで優勝することができました!
レッスンを受け始めてから1年半程度のことでした。
これから始めるみなさんにはぜひ、上手な人に習うことをオススメしたいです!
2-1. ダンススクールに行ってみよう
ダンススクールで習うメリット
・プロの講師に学ぶことができる
講師はダンス業界で実績を出しているプロである場合がほとんどです。
安心して質の高いレッスンを受けることができますよね。
ダンススクールで習う最も大きなメリットです!
ダンススクールで習うデメリット
・時間の融通が効かない
HIPHOPの初心者クラスは毎週水曜15:00〜のように固定されている場合が多いです。
自分の都合に合ったクラスを見つけ出すのが大変かもしれません。
・お金がかかる
1回1〜2時間のレッスンで2,000円〜3,000円ほどかかる場合がほとんどです。
独学で学ぶ時よりもお金がかかってしまいますね。
スクールによって月額制・回数制など料金制度が様々ですので、事前に調べておきましょう!
実際に受けてみよう!
ダンススクールでダンスを習うには、スクールを探して体験レッスンを予約しましょう!
スクールの探し方
グーグルで「ダンススクール 場所(最寄り駅、住んでいる地域)」で検索してみましょう!
最初は一番上に出てきたスクールで問題ないと思います。
ダンススクールで検索するとたくさんのスクールが出てきてしまいます。
※都内だけでも400件以上あるそうですね。
日本ソフト販売株式会社.”全国にあるダンス教室企業のエリアランキング”.Green Page.
(参照)2022年6月
一番上に出てくる=実績があり有名なスクールなことが多いです。
まず体験してみたい場合には有名なスクールをオススメします。
オススメ理由
・講師のレベルが高くレッスンの質が高い
・設備がしっかりしている
・レッスン風景の動画でイメージが掴みやすい
東京都内で迷った方は下記のスクールをオススメします!
NOAダンスアカデミー
en dance studio
http://en-dance-studio.com/shibuya/
D’z DANCE SCHOOL
2-2. ダンスサークルに行ってみよう
ダンスサークルとは、ダンス好きな社会人が運営するグループコミュニティのことです。
ダンススクールと同じようにレッスン活動をメインに行っています。
ダンスサークルで習うメリット
・仲間ができる
一番のメリットは仲間ができやすいというところです。
同じ社会人ということもあり、話が合う方が多いですよね。
レッスン終わりには飲み会や食事会にいくサークルもあります。
周りの人と仲良くなれる機会が多いところが魅力です!
・比較的安価
スクールに比べ、会費やレッスン料金は安価な設定となっています。
サークルの場合:1回1〜2時間のレッスンで、500円〜1,000円程度。
スクールの場合:1回1〜2時間のレッスンで、2,000円〜3,000円程度。
ダンスサークルで習うデメリット
・サークルを見つけにくい
グーグルで検索しても自分に合ったサークルが見つからない場合もあります。
ホームページを運営しているサークルが少ないのが理由です。
インスタグラムやツイッターなど、SNSを更新しているサークルが多いので探す際の参考にしてみてください!
気になったらSNSを通じて運営者さんにメッセージを送ってみましょう。
・講師はプロではない
実際に社会人として働きながらレッスンを教えている方がほとんどです。
スクールに比べて多少レッスンの質が落ちてしまうことにはご注意ください。
実際に行ってみよう!
SNSやホームページの問い合わせフォームからスケジュールを問い合わせしましょう。
・ダンスサークルの探し方
SNSでの検索がオススメです!
インスタグラムの「#社会人ダンスサークル」などで検索してみましょう。
レッスンやサークル活動の雰囲気も掴むことができます。
東京都内では「DDD」というサークルをオススメします!
実際にサークルに参加させていただいた経験から、みなさんとても優しくて接しやすい方が多いです。
定期的にイベントも開催しており、練習すれば発表会に出る機会もありますよ。
社会人ダンスサークルDDD
https://modest-darwin-b45555.netlify.app/
3.ダンスを始める方法② 独学で研究する
誰かに習わずとも上達する方法はもちろんあります!
独学で学ぶメリット
①お金がかからないこと
②時間に制限がないこと
メリットは比較的イメージしやすいかと思います。
独学で学ぶデメリット
①間違った覚え方や悪い癖がついてしまうこと
②効率が悪いこと
①間違った覚え方や悪い癖がついてしまうこと
動画などでダンスを学ぶ場合、人の体の動きを画面という2次元の枠でしか捉えられません。
本来人の体は3次元の立体的な構造ですので、どうしても本来の動きとは違った解釈をしてしまうんですね…。
また、直接講師に質問できる機会がないため、自分がわからない点を解決する方法がありません。
その結果、自分の解釈で間違った結論を出してしまうケースが多いです。
不明点が出た際に、間違った覚え方や悪い癖が身についてしまう点には十分気をつけてください。
②効率が悪いこと
動画でダンスを学ぶ場合、正面のアングルが多いですよね。
自分の体で動かそうとする場合、いちいち左右を反転させて考える必要があります。
特に振り付けを覚える場合にはとても大変です…。
「えーっと動画では左側の足が上がっているから、実際には右足を上げて…」
この作業、実際にやってみるとものすごく大変ですよ(笑)
個人的にはぜひ「人から習う」ことをオススメしたいのですが、もちろん難しい方もいらっしゃいますよね。
デメリットには十分気をつけつつ、独学でダンスを始める方法を解説していきます!
3-1.YouTubeなどで動画を観て学ぶ
ダンスを独学で始める際、必ず動画を参考にして始めましょう!
ダンスを学ぶということは、人の体の動きを学ぶということです。
必ず人が動いている教材=動画で学びましょう!
ムーンウォークを説明するために、
「一方の足のつま先をたてて、もう一方は地面につけたまま後ろに引いて、それを交互に繰り返して…」と説明するよりも、
「マイケルジャクソンのPVでやっているよ、みて!」といってYouTubeをみせてあげますよね?
文章や写真では絶対に効率も悪く間違った覚え方になってしまうので、動画で学ぶということを心がけてください。
オンラインレッスンで学ぼう!
最近ではオンラインを通じてダンスのレッスンを行うスクールが増えました。
残念ながらお金はかかってしまうのですが、自宅で自由な時間に学べる点は魅力的ですね!
グーグルで「オンライン ダンスレッスン」と調べてみましょう。
自分の条件に合ったレッスンを見つけてみてください!
ヒップホップで探している方に、個人的なオススメはHighBreed Clubというサイトです。
https://community.camp-fire.jp/projects/view/410060
メンバーは全員実績のあるプロ講師です。
振り付けのポイントも細かくわかりやすいので、初心者でもわかりやすい内容です。
インスタグラムでレッスンの風景も投稿しているので、参考にしてみてください。
YouTubeで学ぼう!
今やダンス初心者向けの動画は膨大な数投稿されています。
誰でも投稿できるので、教える人のレベルや知識も様々です。
何からみれば良いのか迷う場合が多いと思うので、
①リズム → ②ステップ → ③振り付け の順番で練習してみましょう!
①リズム
ダンスの最も大切な基礎の部分です。
みなさんは音楽を聴くときに、自然と首を振ったり頭を揺らしたりしませんか?
足踏みや足のももを軽く叩く感覚とも同じですね。
不思議なもので、音楽を聴くと人は自然と継続してタイミングを取ってしまいます。
この継続的な動きのことを、ダンスでは「リズム」といいます。
ダンスの場合はひざ・肩・首など色んな場所を使ってリズムを取ります。
YouTubeでは「ダンス 初心者 リズム(もしくはリズムトレーニング)」で検索してみましょう!
②ステップ
ダンス特有のステップを学びましょう。
ダンスのステップにはそれぞれ名前がついています。
ムーンウォークやランニングマンなどは聞いたことがあるのではないでしょうか?
ダンスでステップを覚えることは、英語で英単語を覚えることに似ています。
英単語だけでは会話できませんが、覚えないと意味がわからないですよね?
振り付けの中にはステップがたくさん使われています。
英単語(ステップ)をたくさん覚えて、英会話(振り付け)を理解して話せるようになりましょう!
YouTubeにはステップもたくさん紹介されています。
「ダンス 初心者 ステップ」で検索して片っ端からチェックしましょう!
動画は最初から最後までみずに、中間部分をまずチェックしてください。
気に入ったステップだけでいいので、片っ端から覚えましょう。
初めは難しいと思いますが、楽しみながらたくさんステップを覚えてくださいね!
③振り付け
リズムを取りながら、複数のステップを組み合わせたものが振り付けになります。
振り付けはどんなものを選んでも良いと思っています。
好きなアーティストのPVや、かっこいいと思うダンサーさんの動画を真似してみてください。
迷った場合は、「ダンス 初心者 振り付け」で検索してみましょう。
ここまで来たらもう立派に「ダンスを踊れている」状態ですね!
自分で振り付けを作ってみるのも良いと思います。
楽しんでたくさん踊ってみてください!
ちなみにダンススクールでのレッスンの流れも、
①リズム → ②ステップ → ③振り付け の順番です。
ある程度動画をみてしまった方はぜひレッスンにいきましょう!
動画にはない学びがたくさんありますよ!
3-2.市販の本で学ぶ
ダンスを踊るための教材として、本は避けましょう
ダンスを踊るには人の体の動きを学ぶ必要があります。
文字や写真では絶対に間違った覚え方をしてしまうので注意してください。
買うとしてもDVD付きの本をオススメします。
ただし、ダンスを始めるにあたって知識を増やし、理解を深めるためにはとても良い教材です。
ダンス(正確にはストリートダンスといいます)の歴史や文化を学びたい方はぜひ参考にしてください!
https://www.noadance.com/knowledge/dancebook/hiphop.html
元々ヒップホップという文化を構成する要素の1つがダンスだったとされています。
ヒップホップといえば音楽のイメージの方が多いのではないでしょうか?
この辺りの関係性や歴史を調べてみると面白いと思いますよ!
4.自分に合ったジャンルを見つけよう
ダンスのジャンルの分け方に正解はありません!
ダンスは音楽のジャンルに合わせて様々な形に変化しました。
例えば、ハウスミュージックという音楽が流行した際に生まれたダンスがハウスダンスです。
ハウスミュージックはテンポが早く、狭いディスコのフロアで踊る必要があったため、素早く小刻みにステップを踏むスタイルになったと言われています。
ですから、ハウスミュージックを踊るのにあったダンスの形を便宜的にハウスダンスと呼んでいることになります。
「どんな音楽で踊りたいか」を意識してジャンルを選んでくださいね!
ここではダンスバトルに採用されている分け方で、各ジャンルをご紹介します。
・ヒップホップ hiphop
ダンスと聞いて、最もイメージされやすいジャンルではないでしょうか?
有名アーティストの曲に振り付けをされる時には必ずと言って良いほど採用されています。
EXILE、BTS、Chris Brown などなど、国内の有名アーティストからK-POPアイドル、海外のアーティストまで様々な曲の振り付けに取り入れられています。
体全体を使って大きく踊るダンスのスタイルが特徴的です。
・ハウス house
上記でも紹介した通り、早い曲に合わせて素早くステップを踏む足技がメインとなるジャンルです。
「オシャレ」「上品」「大人のダンス」といった印象が強いジャンルですね。
YouTubeで「ハウスダンス」と検索するとたくさん動画が出てきますので、参考にしてみてください!
・ポッピン ( ポップ ) poppin ( pop )
いわゆるロボットダンスのイメージに近いジャンルです。
体のあらゆる関節を個別に動かす「アイソレーション」という技術を巧みに使って踊ります。
「不思議」「人の動きじゃないみたい」そんな印象を与えるダンスですね!
「ポップ」「ポッピンダンス」などのワードで検索するとたくさん動画が出るので参考にしてください。
・ロッキン ( ロック ) lockin ( lock )
早いテンポの曲を使って、1つ1つの動きをピタッと止めながら踊るジャンルです。
日本人ではDA PUMPのKENZOさんが世界大会で優勝をしています。
ロックとは英語の「Lock」が由来になっており、鍵(錠)のようにカチッと動きを止めることが名前の由来になっています。
「楽しい」「明るい」「全員で揃うと圧巻の迫力」そんな印象のダンスです。
「ロックダンス」「ダンス ロッキン」などのワードで検索してみてください!
・ブレイキン ( ブレイク ) breakin ( break )
最もアクロバティックで激しいダンスです。
最近ではオリンピックの競技になったことでも話題になりましたね。
片手で逆立ちをしたり、バク宙したり、重力を感じさせないような技の数々を使います。
ブレイクダンスというと、男性向けのジャンルというイメージを持たれる方も多いかもしれません。最近では女性ダンサーもかなり増えており、プロのブレイクチームに女性が所属していたりします。
「ブレイクダンス」「ブレイキン ダンス」などで検索してみましょう!
ここに紹介しきれていないジャンルもまだまだたくさんあるので、興味がある方は探してみてください!
ただし、あくまで便宜的にジャンルを分けていることだけ覚えておいてください。
ヒップホップの曲でブレイキンを踊ったり、ポッパー(ポッピンダンスを踊る人)がハウスミュージックで踊ることも多々あります。
自分の好きな曲とダンスのジャンルを見つけて楽しく踊りましょう!
5.初心者がさらに上達するために
「すでにダンスを始めているものの、さらに上達するにはどうしたら良いかわからない…」と考えている方は、
目標となるダンサーを見つけましょう!
ダンスは日々進化しています。
音楽が生まれ、ストリートダンスが生まれてからは60年ほどしか経っていません。
当時よりも音楽やファッションが多様化し、文化が複雑になったことでダンスもまた多様化し、日々進化しています。
ダンスを生み出した先人たちから技術を継承し、磨いている人々が現在のトップダンサーたちです。
同じ時代に生きている最先端のお手本となる人たちがいる訳ですから、参考にしない手はありません!
自分の好きなジャンルで実績を残しているダンサーを目標にして研究しましょう!
SNSでフォローしよう!
目標となるダンサーが見つかったら、SNSでフォローしましょう
インスタグラムで「ワークショップ」や「イベントへの出演情報」を発信しているダンサーは多いです。
ワークショップがあれば参加してたくさん質問できますよね。
イベントがあれば実際に足を運んで生のダンスを経験してみてください。
そこから学ぶことが山ほど出てきますから、少しずつレッスンや独学でのダンスを通じて練習しましょう!
6.意外に少ない?ダンサーのための練習場所
ダンサーが練習できる場所はあまり多くありません。
大きな音を出して激しく体を動かす必要があるからです。
普段自分が練習している場所をメインに紹介するので、参考にしてみてください!
・ダンススタジオ
スピーカーがついた鏡ばりの部屋で、ダンサーにとって最も理想的な練習環境です。
料金設定は、時間帯・部屋の広さ・使用人数によって異なります。
1人の場合 → 1時間 1,500〜2,500円 ほど
複数人の場合 → 1時間 1,000〜2,000円 ほど
ダンススタジオ探しにはインスタベースというサイトがとても優秀です!
・オープンスペース
広いスペースをダンサー用に貸し出しているスタジオもあります。
東京都内だと、高田馬場にある in the house というスタジオがオススメです。
個人的にも利用する機会が多いのですが、
2時間 500円という破格の値段設定と、周りにダンサーがたくさんいて刺激になる環境
この2点がとても気に入っています。
一度ダンスを撮影していただき、SNSに投稿していただいたこともありました。
ダンサーを応援してくれる素敵な場所ですよ!
ストリートダンスという名前の通り、元々は屋外でダンスをするのが通例でした。
屋外で踊る際には、音量に気をつけて通行の邪魔にならないよう十分注意しましょう!
・公園
アスファルトで舗装された場所がある公園がベストです。
今でも上野公園、代々木公園、日比谷公園などでは、ダンサーが練習していたりします。
・明治安田ビル (新宿)
「ストリートダンスの聖地」と呼ばれている明治安田ビルは、都内のダンサーにオススメです!
一時期使用禁止となっていましたが、2022年6月現在では復活して多くのダンサーが練習しています。
夜間のみ練習可能ですので注意しましょう!
ガラスに反射して鏡と同じぐらい自分がしっかり映ります。
・川沿い
個人的にオススメのスポットです!
川沿いはアスファルトで舗装されているので意外に踊りやすいです。
住宅から少し離れている場合が多いので音量も気にせずにすみます。
スケートボーダーを多く見かけますが、ストリート生まれのダンスもうってつけの練習場所です!
7.ダンサーの必需品
ダンスを踊るために必要な道具をご紹介します!
シューズ、タオル、水分、着替え
この4点を必ず持参しましょう!
・シューズ
いわゆるダンスシューズですね。
レッスンやスタジオでは必ず室内用シューズを持参しましょう。
最初は動きやすいスニーカーがオススメです!
アディダス、ナイキ、プーマなど王道のスポーツブランドを履いている人が多いです。
ダンサーが特によく履いているのはVANSですね。
軽くて見た目もかっこいいVANS LITEがオススメです。
イヤホン・スピーカー
この2点が必要になると思います!
・イヤホン
Bluetoothタイプのイヤホンを選びましょう。
コードがついていると動いた時に外れてしまい、ものすごいストレスです…。
汗をかくのでヘッドホンではなくイヤホンがオススメです。
ランニング用イヤホンは外れにくく防水性が高いため、ダンスで使う時にもピッタリの仕様です。
・スピーカー
屋外での撮影時や、複数人での練習の際に必要になります。
個人的には、JBL Flip 4をオススメします。
音質の良さ、低音の響き、音量の大きさ、持ち運びの手軽さ、防塵機能、などのバランスがよく愛用しています。
8.【これであなたも立派なダンサー】人前で踊ってみよう!
イベントに出て人前でダンスを踊ってみましょう!
ここまでの内容をこなしてきたみなさんは立派なダンサーです。
自分自身を試す意味でも、ぜひダンスを披露する機会を作りましょう!
イベントには、
①ショーケース
②バトル
③コンテスト
これら3つがあります。
ダンスイベントは 「 ENTER THE STAGE 」というサイトで探すのがオススメです。
イベント種類を設定してカレンダーで探してくれる優秀なサイトです。
ダンサーのワークショップ情報も掲載されています。
①ショーケース
音楽と振り付けを作って、ステージの上で踊ります。
観客にみられながら踊る緊張感と高揚感は言葉では表現できません!
ショーケースは有名なダンサーがメンバーを公募しているケースが多いです。
この形式を「ナンバー」と呼びます。
あらかじめイベントと練習の日程が決まっており、ナンバー生徒が集まった時点で講師がショーケースの準備を始めます。
多くの場合、週1回3時間の練習を1ヶ月半ほど重ねて本番を迎えます。
音楽・衣装・振り付け・構成(立ち位置や動線のこと)は全て講師が決定するため、初心者でも挑戦しやすいショーケースです。
周りにはレベルの近い生徒も多く、仲間を作るのにも最適な環境です。
私も社会人になってから4年間で4回ナンバーに参加しました。
知り合いも20〜30人ほどできたので、ぜひ参加をオススメしたいです!
②バトル
ランダムにかかった音楽に対して即興でダンスを踊り、審査員が勝敗を判定します。
大まかな形式は2種類です。
10〜20人が円になって上位数名を選ぶ「サークルピック形式」
1体1で向かい合って交互に踊る「トーナメント形式」
音楽はDJがその場で流し、1人30〜45秒間踊り続けます。
いかに音に合ったダンスをできるか、ダンスの技術力などを競います。
バトルに勝った時の喜びはとても大きいですよ!
初めてバトルに出た時は緊張のあまり自分で何をしたのか覚えていませんでした(笑)
初心者向けのバトルイベントは、
「ばぶりしゃす!?」 「さむらゐそうる」 などが有名です。
③コンテスト
ショーケースと同じく、音楽と振り付けをあらかじめ作っておきます。
審査員の前で2〜3分の作品を披露し、順位を競うという形式です。
複数人で参加することが多いので、ダンス仲間と腕試しをしてみてはいかがでしょうか?
有名なコンテストのイベントは、
「DANCE DELIGHT」「TRUE SCHOOL」などがあります。
「まだまだ実力不足な気がして不安…」
「人前で踊るのが恥ずかしい…」
そんな方も多いと思います。
個人的な考えですが、ダンサーが最大限に発揮できる場所はステージの上だと思っています。
初めて立つステージでは自分自身とても緊張したことを覚えています。
しかしながら、ステージに立ったことを後悔した記憶がないのです。
ダンスをしていなければ出来ない貴重な体験だと思います。
今まで練習したダンスの成果を存分に発揮して、喜びを実感していただきたいです!
9.よくあるお悩みQ&A
Q.社会人になってからダンススクールに行っても浮かないですか?
A.周りから変に思われることは一切ありません!
お金を払ってまでレッスンを受けているので、基本的に生徒は自分の動きや講師の動きに集中しています。
周りを気にする余裕がないというのが正しいかもしれません。
しかしながら本人が浮いているなと感じてしまうケースはあります。
原因は、周りの年齢 or 周りのレベルとのギャップです。
バリバリ踊れるキッズばかりのクラスに大人一人では流石に居心地が悪いですよね(笑)
あらかじめ受付の担当者にどんな生徒が多いのか確認しておきましょう!
遅い夜の時間のレッスンを選んだり、「大人向け」と書かれたレッスンにいくのも1つの手だと思います。
どうしても見つからない場合は、「社会人ダンスサークル」への参加をオススメします。
Q.レッスンに通っても上手くなりません。どうしたら上手くなりますか?
A.講師に相談しましょう!
レッスンを受ける最大のメリットは講師とコミュニケーションが取れることです。
積極的に練習方法や不明点を質問して解決しましょう!
講師が質問タイムをとってくれることは少ないので、レッスン終わりや休憩中にサクッと聞いてみると良いです。
遠慮してしまう人も多いですが、熱心な生徒が嫌いな先生はいませんよね?
独学では得られない知識をたくさん吸収しましょう!
Q.初心者が1人前になるにはどれぐらいの時間がかかりますか?
A.人によりますが、週1〜2回・2時間程度の練習で1年半ほどかかります!
ここでいう1人前とはバトルやコンテストに出ても勝てる可能性があるレベルを指します。
プロのダンサーへの質問やイベントへの出場回数が多くなるほど効率よく上達できます。
Q.ダンスが嫌になった時はどうしますか?
A.無理やり練習しない!
これは実際にプロのダンサーに質問をした時の返答でした。
こうした考えのダンサーはとても多く、個人的にもしっくりくる答えだと思います。
ダンスが生まれた文化が起因しているかもしれません。
元々は公園に集まってパーティーをしている中で生まれたのがダンスです。
遊びの延長線上にあるので、「楽しくやる」というのが重要なんですね!
不思議なもので、いくら筋トレや走り込みをしてもダンスは上手くなりません。
ある日ふと閃いたコツや発見によって飛躍的に伸びるのがダンスです。
楽しく続けられるよう工夫してみてください。
Q.キレのいいダンスを踊るにはどうすればいいですか?
A.スピードの緩急と動きの大きさを意識しましょう!
いわゆる「キレがいい」ダンスを観察すると、動きが速いところと止めるところがはっきりしていませんか?
速く動く!ピタッと止める!動きは大きく!
この繰り返しだと思います。
「キレがいい」ダンスのジャンルは、ロッキンとスタイルヒップホップ(ヒップホップの一種)ですので、参考にしてみてください。
Q.社会人でダンスを始めるのは遅いですか?
A.全く遅くありません!
30代後半に始めた方とナンバーに出たこともありますが、全く問題ないレベルで上達されていました。
50代でダンスを始めた母がつい最近ナンバーに参加していました。
年齢は全く関係ない不思議なスポーツですので、気軽に始めてみてください!
Q.レッスンはどうやって選べばいいですか?
A.初めての場合は必ず「初心者コース」を選択してください!
初心者よりも簡単なコース(例:超初心者コース)があればそちらをオススメします。
スクール側は敷居を低く見せたいので、「初心者コース」でも難易度は初級〜中級者向けというケースが多いです。迷ったら自分の実力のワンランク下を選びましょう!
10.まとめ
今回は、社会人がダンスを始める4つの方法と、初心者がさらに上達するためのアドバイスを解説してきました。
重要なポイントは以下4つです。
▶︎ダンスを始めるきっかけを思い出して、目標を頭に描きましょう
▶︎プロの講師やダンスが上手な人のレッスンに行ってみましょう
▶︎リズム→ステップ→振り付け の順番で動画を研究してみましょう
▶︎理想のダンサーを探して、ワークショップやイベントに足を運んでみましょう
ダンスを始めることへの不安や悩みを抱える方は多いと思います。
みなさんが気になるポイントを詳しく解説してみましたので、参考にしていただけると嬉しいです。
繰り返しになりますが、なるべく上手な人に習うことをオススメします!
私も今の師匠に出会ってダンス人生がガラッと変わりました。
スクールやサークルの探し方も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
みなさんが楽しくダンスを始めていただけるよう心より応援しています!!
コメント